1. MCBって何?
MCBは Miniature Circuit Breaker(ミニチュア・サーキット・ブレーカー) の略で、日本語では「小型ブレーカー」と呼ばれます。配線用遮断器です。
家庭の分電盤の中にあるスイッチの一つで、電気の使いすぎやショート(短絡)など危険な状態になると自動的に電気を止めて、火災や感電を防ぐ役割があります。
2. どうして必要なの?
電気は便利ですが、間違った使い方や故障があると大きな事故の原因になります。
MCBは次のような時に働きます:
- 🔥 電気の使いすぎ(過負荷)
→ たこ足配線でコンセントをいっぱいにしたとき - ⚡ ショート(短絡)
→ 配線が壊れてプラスとマイナスが直接つながったとき - 🔥 機器の故障による異常電流
こうした異常を感知すると、自動で「カチッ」とスイッチが落ち、電気を止めます。これが火災や家電の破損を防ぐ第一歩です。
3. MCBと昔の「ヒューズ」の違い
昔はヒューズという細い線で電気を守っていました。ヒューズは一度切れると交換が必要ですが、MCBは スイッチを戻すだけで再使用可能 です。
・✅ 安全性が高い
・✅ 簡単に復旧できる
という理由から、現在はほとんどの家庭でMCBが使われています。
4. 家庭でよく見るMCBの場所
- 分電盤(ブレーカーボックス)の中にある
- 「照明」「エアコン」「コンセント」などの回路ごとに1つずつついている
💡 主幹ブレーカー(全体を止める大きなブレーカー)と違い、MCBは 各部屋や機器専用の小さいブレーカー です。
5. MCBが落ちたときの対処法
- どのブレーカーが下がっているか確認
→ 分電盤を開けてスイッチが「OFF」になっているものを探す - 電気製品を一度すべて抜く
→ 過負荷やショートの原因を取り除くため - ブレーカーをONに戻す
- 再度落ちる場合は電気工事業者に相談
→ 配線や機器の故障が原因かもしれません
6. MCBを選ぶときのポイント(工事業者向け)
- 定格電流(10A、20Aなど)は回路の用途に合わせて選ぶ
- 遮断容量(短絡電流に耐える力)は住宅や施設の規模で異なる
- 漏電ブレーカー(ELB)とは役割が違うので併用することが多い
7. まとめ
MCBは、家庭の電気を安全に使うための心臓部のような存在です。普段は意識しませんが、もしもスイッチが落ちたら「家を守ってくれた」と思ってください。
電気の知識がなくても、MCBの役割を知っておくことで安心感がぐっと増します。



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