照明器具をLEDに交換する際には、単に電球をLEDに変えるだけでは済まないことも多く、注意すべきポイントがいくつかあります。以下に安全面・機能面・工事面から注意事項を整理してご説明します。
💡 照明器具をLEDに交換するときの主な注意点
① 【器具の対応確認】既存照明器具がLED対応か?
- LED電球は白熱電球や蛍光灯と形が同じでも中身が異なるため、対応していない器具では使えないことがあります。
- 特に密閉型器具・調光器対応の有無を要チェック。
🔸対応していない器具に無理にLEDを付けると、発熱やチラつき、故障の原因になります。
② 【グロー式蛍光灯】グローランプの取り外しが必要
- グロー球(点灯管)が付いている蛍光灯器具にLED直管を取り付ける場合、グロー球は必ず取り外します。
- グロー球を付けたままだと、LEDが点灯しなかったり、器具やランプの故障を招く恐れがあります。
③ 【ラピッド・インバーター式蛍光灯】工事が必要な場合も
- 安定器を使っているタイプの蛍光灯(ラピッド・インバーター式)は、そのままでは使えないLEDが多く、電気工事が必要なケースがあります。
✅ 「工事不要」と書かれているLEDでも、相性によっては点灯不良が起こることがあります。
④ 【調光器対応かどうか】誤使用に注意
- 調光スイッチが付いている回路では、「調光対応のLED」でないとチラつきや誤作動が発生します。
- 非対応LEDを使うと、点灯しなかったり器具の故障につながることも。
⑤ 【電球型 vs 器具一体型】交換の意味が異なる
| タイプ | 内容と注意点 |
|---|---|
| LED電球タイプ | 既存の電球をLED球に交換(E26など) → 器具側が対応していればそのまま使える |
| LED一体型照明器具 | 器具ごとLED仕様に交換 → 施工に電気工事士の資格が必要な場合あり |
🔌 天井に直付けタイプや引掛けシーリングを外す工事がある場合は、電気工事士の資格が必要です。
⑥ 【電源のON/OFFで寿命が縮むことも】
- LEDは長寿命ですが、頻繁なON/OFFや調光使用、悪い電源環境では寿命が縮むことがあります。
- トイレ・洗面所など使用頻度が高い場所は、LEDの定格寿命やメーカー保証を確認しましょう。
⑦ 【LEDの色や明るさの選定にも注意】
- LEDには色温度(電球色・昼白色など)や配光角が異なる製品があります。
- 雰囲気・用途に合わせて選ばないと、「暗い」「まぶしい」など不満が出ることも。
🛠 安全のために工事が必要な場合
以下のようなケースでは、電気工事士の資格保有者による作業が義務付けられています。
- 天井直付け器具の交換(ネジ止めや電線接続)
- 埋込スイッチやコンセントのLED照明用の変更
- 安定器の撤去・直結工事(バイパス工事)
- 照明器具からの配線延長・移設
✅ まとめ
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応器具か? | 密閉器具・調光回路の確認 |
| グロー球の有無 | 必ず外す必要あり |
| 安定器の種類 | 工事不要タイプかどうかを確認 |
| 調光対応LEDか? | スイッチとランプの組み合わせに注意 |
| 資格の有無 | 工事が必要な場合は有資格者に依頼 |


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